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コデックス装

製本所のブログなのに製本の事、全然書いて無い事に気づきました。
ちょっと反省><。 で、今日は私の親友からコデックス装丁のノートを作って。
と頼まれたので 少し紹介します。
コデックス装は昔は仮製本のようなもので簡単に出来る本と言われていたんですよ。
その昔、手で一冊ずつ背固め(背中に糊を引き固める事)をしていたんですが、
さすがに一冊ずつとは行かないのでこんな感じで 製本しました。

まず下の写真です。金輪(かなわ)と言うものを使って本をしっかりと 締め付けます。

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これが金輪を使って締めた本です。

本の袋の部分もそうでない部分も、そして背中もしっかり締め付けます。  
これで糸の間から 入る糊を入りにくくします。

ちなみに機械で糊を付けると下の写真になります。
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白く見えているのが本です。

解りますか?機械が本の喉の部分を挟んでます。
でも5mmぐらい挟んで無い所があるでしょ?
背中が広がってます。ここが要注意。本によっては中に糊が入っちゃうんですよ。
機械は早いんですけど、本によってはリスクもありますね。

今回は金輪でしたので、金輪で締めつけた本に糊をぬります。その前に下の写真です。
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コデックス装の場合は背中はこのままです。
でもこのままだとかがりの糸が汚いので ライターで糸が出ている所を焼きます。
背中に寒冷紗を貼る場合はこの作業はいらないのですが、
寒冷紗によっては糸がうつる場合があるのでやっておいたほうが仕上がりが綺麗です。


16.jpg 
こうした後に背中に糊をぬります。この時は刷毛で糊を塗るのですが、
ただ塗るのではなくって、 刷毛の毛先を斜め上方向に塗る感じです。
かがりの糸に引っかかりにくく、糊も中へ入りにくい と言う感じです。  
これを乾かせて一冊ずつ糊わけと言う作業後に三方切って表紙をつけます。
表紙は見返しにベタ貼りにしようと思ってます。

コメント

コメント(3)
奥が深いですね(^3^)/

だんじり子

2013/02/07 20:40 URL 編集 返信
さすがっす
さすがの肌理(きめ)細やかさですね。
勉強になるわぁ~

yasu

2013/02/07 17:40 URL 編集 返信
工程と工程の合間に、細かな気遣いが隠れてるんですね。
カユイところに手が届くからこそ、機械では出来ない仕上がりになるんですね~。

しのっぴー

2013/02/07 08:46 URL 編集 返信
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